王子エフテックスとは

製品安全管理

王子グループでは「製品安全憲章」を定めており、お客様に安心・安全をお届けするための取り組み方針が示されています。王子エフテックスの製品は、食品容器・包装用途をはじめ、お客様に安心してご使用いただく上で特に安全性確保が欠かせない製品も多く、原材料の調達から生産工程の管理、出荷確認まで、「製品安全憲章」が示す方針に基づき、細心の注意を払って安全性の確保に努めています。

製品安全憲章

王子グループは、お客さまに安心してお使いいただける品質とサービスを提供することが企業の社会的役割であることを深く認識し、安全な製品をお届けしています。今後とも下記の項目の確実な実施によって、全員参加でお客さまの信頼に応える取り組みをします。

  1. 製品の安全性に関する法令を遵守することはもちろん、自主基準に対しても適切な管理を実施します。
  2. 全社的品質管理体制のたゆまぬ強化を基本に、安全性確認に努めます。
  3. 製品の正しい使用法や安全性に関する情報は、適時・適切に提供します。
  4. 製品事故等の情報については、積極的に収集するとともに、法令に基づき所管官庁等に報告します。
    また、誠意をもって必要な処置を講じるとともに、原因を究明し再発防止に努めます。
  5. 定期的な内部監査により、管理体制を継続的に見直し、改善に努めます。

1995年1月制定
2008年12月改正
2012年10月改正

原材料の安全性確認

王子エフテックスの製品に使用する原材料は、王子グループ独自の調査票を用いた使用前審査制度により、法規制・有害性情報・業界団体のグリーン調達基準等を確認しています。また、法規制等の対象となる化学物質の追加などに対応するため、使用中の薬品も定期的な情報更新を行い、使用前審査制度を補完するシステムとなっています。特に食品容器・包装に使用する薬品については、一般用途と区分して審査する調査票の様式としており、食品用途の適用基準に対して漏れなく適合性を確認できるようになっています。

製品の安全性確認

王子エフテックスでは、特に安心・安全の確保が重要な製品について、法令等や業界自主基準を取り入れた王子グループの基準に基づき管理・運用しています。このうち、紙製の食品容器・包装は日本製紙連合会が制定している自主基準、フィルム製の食品容器・包装はポリオレフィン等衛生協議会が制定している自主基準などへの適合を確認することにより、安全性を確保しています。またその自主基準が定めている品質管理および衛生管理に関して、ルールを定めて運用しています。

製品安全監査

原材料の安全性確認および製品の安全性確認に関するルールが適切に運用されていることを確認するため、全工場に対して製品安全監査を実施しています。監査は毎年実施しており、工場がルールの運用状況を事前に確認したチェック票に基づき、本社部門が書類審査または工場へ出向いて現地審査を行います。監査結果は王子グループ内で共有し、管理体制のレベル向上に努めています。

お客様への情報提供

王子エフテックスは使用原材料と製品の安全性確認で得られた安全性情報に基づいて、お客様からのお問い合わせにお答えします。お客様からのお問い合わせには「調査報告書※1」「製品情報シート(AIS)※2」および「安全データシート(SDS)※3」によりお答えしています。

お客様への情報提供

※1 調査報告書   詳細な個別のお問い合わせに対して、使用されている薬品まで遡って調査した報告書。
※2 製品情報シート(AIS:Article.Information.Sheet)  製品に関する法規制や取り扱いの注意点などをまとめた文書。
※3 安全データシート(SDS:Safety.Data.Sheet)  法令で指定された物質を規定量以上含有する特別な製品について、法令に基づき提供している文書。